U21手倉森J“アギーレ流”で連覇だ

 日本サッカー協会は21日、9月に韓国・仁川で開催されるアジア大会で、ともに連覇を狙うサッカー男女日本代表を発表した。男子U‐21日本代表の手倉森誠監督(46)は、フル代表のアギーレ新監督(55)と同じく4‐3‐3を基本布陣とすることを明言。“アギーレ流”を存分に取り込む。女子は大黒柱の澤穂希(35)=INAC神戸=を選出せず、連覇の懸かる来年のカナダW杯に向け、新戦力候補を招集した。

 リオ五輪世代にとってというだけでなく、これからの日本代表の方向性を見極める上でも重要な大会となる。

 アジア大会代表を発表した手倉森監督は、「ベースは4‐3‐3」と先日フル代表の監督に就任したアギーレ監督と同じ布陣を基本戦術とすることを明言。その上で9月1日から札幌で始動するフル代表にコーチとして帯同し「札幌でいろいろ聞きながら生かしていきたい」と、“アギーレ流”を学び、アジア大会での采配に生かす考えを明かした。

 すでにアギーレ監督らとミーティングも行っており「置くタイプの選手も分かったし、自分の考えと同じ感覚もあった」。先日の福岡合宿で試した状況に応じて複数のフォーメーションを使い分ける戦術にも肯定的な反応だったという。

 すでにJ1で主力として活躍している植田(鹿島)、岩波(神戸)、大島(川崎)ら将来のA代表候補も多く招集。日本として“アギーレ流”で臨む初めての公式大会。新生日本にとって、最初の試金石となりそうだ。

 この日は1次リーグの組み合わせも決まり、日本男子はクウェート、イラク、ネパールと同じD組となった。中でもイラクは、この世代にとって因縁の相手。昨年のU‐20W杯予選、今年U‐22アジア選手権と連敗している。手倉森監督は「イラクとものすごい縁がある」と苦笑いしながらも、「お互いに予選を抜ければ、次に当たるのは決勝。そうなれば悔しさを2回晴らせる」と雪辱を誓った。

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