レアル 苦しみながらも白星発進

 「スペイン1部リーグ、レアル・マドリード2-0コルドバ」(25日、マドリード) 

 終わってみれば2点差勝利だが、レアル・マドリードにとって必ずしも十分なものではなかった。前半30分にコーナーキックからFWベンゼマのヘッドで先制したが、その後はボールキープするものの決定機を作り切れず、苛立つ味方サポーターがスタンドから抗議の口笛を吹く場面も。試合終了間際のにFWクリスティアノ・ロナウドがミドルシュートを決めて帳尻を合わした形だ。

 一方、42年ぶりに1部リーグに昇格したコルドバはスコア以上に善戦。前半44分に元日本代表FWハーフナー・マイクがゴール前で決定的なヘディングシュートを放ったもののわずかに枠を捉えず、後半には実際にゴールネットを揺らしたが、オフサイドで“幻のゴール”となった。

 26日付のスペイン紙マルカによると、レアルのアンチェロッティ監督は試合後に「大事なのは勝ってスタートすることだった。我々はプレーにより多くのスピードとリズムを必要としている。抗議の口笛は聞いていない。ファンは我々が苦しんでいた時に支えてくれていた」と語った。

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