反攻のろし!本田がミラン開幕弾
「イタリアリーグ、ACミラン3-1ラツィオ」(8月31日、ミラノ)
各地で開幕節が行われた。ACミランの本田圭佑(28)はホームのラツィオ戦で前半7分、左クロスに合わせて右足で先制ゴールを挙げて3‐1の勝利に貢献した。右FWで先発し、後半32分に退いた。インテル・ミラノのDF長友佑都(27)は0‐0で引き分けたトリノ戦で、後半39分から途中出場した。
昨季途中に加入したACミランで苦しんだ本田が、今季初戦をリーグ戦でのホーム初ゴールという最高の形で滑り出した。
前半7分だ。FWエルシャーラウィからのクロスに右足で合わせたシュートは、GKの股間に当たってネットを揺らした。チームメートの祝福の輪で喜びを爆発させると、インザギ新監督に向かって何度も左の人さし指を高く掲げた。
シーズン前の強化試合から、これで4試合連続ゴール。改革途上のチームを勢いづけた日本代表の柱は「決めたかった。本当に入って良かった」と素直に喜んだ。
昨季はリーグ戦14試合でわずか1得点。日本代表として「優勝」を目標に掲げたW杯でも1次リーグ敗退を喫した。だが、「信じてやるしかなかった。ばくちというか」と開き直って臨んだ開幕戦で、今後を楽にするゴールを奪った。「あの1本を外していたら、きょうは無得点だった。そういうぎりぎりのところで勝負を制することができたのは、うれしく思う」と、喜びをかみしめた。