ドローもアギーレ節「誰が合格か分かる」
「キリンチャレンジカップ、日本2-2ベネズエラ」(9日、横浜国際)
悔しいはずのドロー劇を、アギーレ監督は「妥当な結果です」と表現した。前半はミスから2度の決定機をつくられ、後半に投入した選手の活躍で2得点。特に武藤、柴崎の活躍を「新しい血が注入された」と喜んだ。
細貝や柴崎のパスミスからピンチを招く場面もあった前半は「相手が上」と認めた。「テンポを上げろ」と指示し、後半は盛り返したが、1失点目はカウンターから、2失点目は川島のセーブミスとウルグアイ戦に続きミスが失点に絡んだ。
指揮官は「ミスの責任者は私。判断を下してのプレーは私を満足させた」と選手をかばった。「アジア杯では起こらないようにする」と、今後の4試合で立て直すつもりだ。
2試合でGK西川、林、DF松原、MF扇原を起用しなかったが、指揮官は「練習で見ている」と意に介さず。「次の(代表)リストをご覧になる時、誰が合格したか分かる」と続けた。責任者として、厳しく選手を吟味する。