U21代表“ザギーレ流”で大会連覇だ
仁川アジア大会に出場するサッカーU‐21日本代表は11日、千葉県内で約1時間半の練習を行い、国内合宿を打ち上げた。12日に現地に入り、14日のクウェート戦に備える。
雨の中行われた紅白戦で、手倉森誠監督(46)は新フォーメーション3‐4‐3をテストした。過去に日本代表のザッケローニ前監督から「攻撃的なサイドバックの攻撃力を生かそうとしたら3バックの方がいい」と言われたことから着想したザック流の布陣だ。
練習では左サイドバックの山中亮輔(千葉)を長友に、右の室屋成(明大)を内田に見立てて、サイド攻撃に磨きをかけた。アギーレ監督の基本戦術4‐3‐3と合わせた“ザギーレ流”でアジア大会連覇を目指す。
指揮官は「山中、室屋というのはどれだけ高い位置に出させるかというのがキーになる」と2人を生かす考えを示した。大会へ向けては「優勝するためには初戦を食えーと(クウェート)いうことだね」。得意のダジャレも絶好調だった。