サッカースペイン１部リーグ、バルセロナのアルゼンチン代表ＦＷリオネル・メッシが監督からの交替指示を拒んで試合出場を続けていたことが２０日、分かった。

　スペインのテレビ局ラ・セクスタがやり取りの様子を映像で伝えた。１８日に行われたリーグ・エイバル戦の７３分、ルイスエンリケ監督が「レオ、レオ」と選手を呼び、指で自軍ベンチを指しながら途中交代を促した。ところがメッシはこれに背を向けピッチの逆サイドに移動することでプレー続行の意思を示したという。結局監督は予定を変更、ＦＷネイマールをベンチに引き上げさせた。

　欧州チャンピオンズリーグのアヤックス戦、さらに今週末のレアル・マドリード戦を控えてエース温存を図った監督だが、選手は全試合フル出場を望んでいる様子。メッシの意向が選手采配にも影響を与えることをうかがわせている。