浦和だけ負けた…勝てばVが一転ピンチ

 「J1、浦和0-2G大阪」(22日、埼玉)

 浦和のMF柏木陽介(26)は「今日、明日は落ち込ませてもらいます」とつぶやいた。勝てば優勝が決まる一戦で、悔しい力負け。歓喜は持ち越しとなった。

 ドローでも優位性を確たるものにできたが、ペトロビッチ監督は後半43分にカウンターから被弾すると、同44分にはFW興梠を起用。右腓骨(ひこつ)を骨折した10月26日の鹿島戦以来、約1カ月ぶりに復帰させたが、終了間際にも失点を重ねた。

 指揮官は「前半、われわれにPKが与えられてもおかしくなかった。あの審判は柏戦でも柏にPKを与えた。微妙な判定が結果に影響するのは間違いない」と嘆いた。

 敗れたものの、2位との勝ち点差は2ある。主将のMF阿部は「嫌でも1週間後には次が来る。しっかり戦うだけ」と前を向いた。試練を乗り越え、悲願を達成する。

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