山形 東北勢81年ぶり!初の決勝進出
「天皇杯・準決勝、千葉2-3山形」(26日、ヤンマー)
山形とG大阪が来月13日(横浜・日産スタジアム)の決勝に進出した。3-2で千葉を振り切った山形は、初の優勝(Jリーグ開始の1993年以降)を目指す。
歴史の扉を開いた。激しい点の取り合いを制した山形がクラブ史上初、東北勢としては1933年度の仙台サッカークラブ以来81年ぶりの決勝進出。詰め掛けた約700人のサポーターとともに、雨の中で歓喜に浸った。
2-2の後半26分、カウンターからDF山田が決勝点。前日25日に誕生日を迎えたばかりの25歳は「何も考えず打てたのが良かった」と笑みを浮かべた。
J2最終節から中2日にもかかわらず、出場停止1人を除くベストメンバーを送り込んだ石崎監督は「選手たちがよくやってくれた」と、ねぎらった。
山形が30日のJ1昇格プレーオフ準決勝に勝てば、両者は12月7日の同決勝で再び対戦する。「一番の目標はJ1」と山田は力を込めた。“プレーオフ前哨戦”で今季初めて千葉を下し、山形は大きな自信を手にした。