G大阪 宇佐美2発!2年ぶり決勝進出

 「天皇杯・準決勝、G大阪5-2清水」(26日、味スタ)

 G大阪と山形が来月13日(横浜・日産スタジアム)の決勝に進出した。G大阪はFW宇佐美貴史(22)の2ゴールなどで5-2で清水を振り切った。既にナビスコ杯を制し、史上2クラブ目となる「同一シーズン国内3冠達成」の期待が懸かるG大阪は5大会ぶり3度目の優勝(Jリーグ開始の1993年以降)を目指す。

 光が差した。FW宇佐美の2発を含む全5発でG大阪が大勝。2年ぶり5度目の決勝進出を決めた。

 7戦不発だった背番号39が、ナビスコ杯準決勝のホーム川崎戦以来48日ぶりに決めた。前半9分、FWパトリックのボールを受けた宇佐美が右足一閃(いっせん)。相手GKのキャッチミスにも救われ、ゴールラインを割った。ラッキーゴール。それでも宇佐美は「どんな形でも点がほしかった」とうなずいた。パトリックの2発を追加し3-2で迎えた後半27分には、相手GKが飛び出したのを見逃さず、ふわりと浮かせた技ありシュート。「数字が“1”つくだけで楽になった。リラックスしてやれた」と、7月の神戸戦以来4カ月ぶりの2ゴールで試合を決めた。

 勝利のみを求められる試合で勝ちきったことは大きい。次節29日のリーグ戦を意識し、先発を8人入れ替えた清水に対し、G大阪のベンチメンバーは前節の浦和戦と全く同じ。過密日程だが、「3冠が途切れたらモチベーションが低下してしまう」(長谷川監督)と、約3週間で6試合をこなす代表勢もフル出場した。

 「(ゴールを取れる)流れができた感じがある。でもまだレッズが優位。僕らは(29日の)神戸戦に勝つことだけ」と宇佐美。エースが決めた試合は14戦負けなしと、不敗神話も継続した。3冠も視野に入るが、そこは「次勝ったら全力で意識する」。偉業達成へ貴重な2発で道はさらに明るくなった。

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