アギーレに続き…選手も八百長全面否定
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が八百長疑惑でスペインの検察当局から告発された問題で、アギーレ監督が疑惑への関与を全面否定する中、同じく関与を疑われている選手からも16日、否定するコメントが出された。
英BBC放送(電子版)など複数の英メディアによると、疑惑を否定したのはイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのスペイン出身MFエレラ(25)。交流サイトのフェイスブックで「試合結果の操作に関係したことは一切ない」とコメントした。
疑惑がかけられている試合があった当時、スペインのサラゴサ(現2部)に在籍していたエレラは「裁判所で証言を求められたら、喜んで出席する。自分は清廉潔白だ。サッカーを愛し、フェアプレーを信じている」と主張した。
また、民放ラジオ番組では同じくサラゴサにいたMFガビ(アトレチコ・マドリード)がインタビューに応じ、「とても居心地の悪い状態。無罪でも悪人扱いされる裁判になるに違いない」と話した。
現地では地元メディアの報道が過熱しており、16日付の各紙は検察によるスペインの八百長試合告発は初めてとして大きく報道。裁判所による受理の可否について一般紙ムンドは「承諾するかしないかは担当裁判官が決めるが、ほぼ確実」と見通しを伝えた。
また、スポーツ紙マルカは来年2月まで動きはないと記した上で「裁判官の命令で、告発状を出した検察官が被告人を事情聴取する。海外在住でまだ出頭していない被告人たちは出頭義務があり、応じないと最悪の場合逮捕」と伝えた。