長友ウイングで先発も先制され左SBに

 「イタリアリーグ、インテル・ミラノ2-2ラツィオ」(21日、ミラノ)

 セリエA第16節インテル・ミラノ対ラツィオが21日(日本時間22日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、2-2で引き分けた。日本代表DF長友佑都はフル出場した。

 インテルではサイドハーフを務めること多かった長友が、いきなり3トップの左ウイングに起用された。パラシオ、イカルディと3トップだったものの前半2分、ラツィオのМFアンデルソンに先制点を奪われてから、4-4-2のフォーメーション変更により長友は左サイドハーフへ。しかし左サイドバックのドドが守備面で甘かったことから8分頃、さらに下がって左サイドバックとして残りの時間を戦った。試合後の長友の話によると、マンチーニ監督が就任してから練習で右、左のウイングを試されており、逆にサイドバックをすることはなかったという。

 これらの修正で落ち着きを取り戻したインテルは前半24分、エリア内左サイドで長友が起点になりМFコバチッチにパス。これをコバチッチが長友にクロスを上げ、長友がシュートを放ったが枠外に外れた。しかしラツィオは37分、またもやアンデルソンが右サイドからカウンターで持ち込み、この日2点目を決めた。前半は0-2で折り返し、観衆からは大ブーイングでインテルは窮地に立たされた。

 後半に14分に長友は左サイドのエンドラインぎりぎりまで詰めていたコバチッチに絶妙のスルーパスを出す。そこからフリーでいたイカルディにチャンスボールが回ったものの、イカルディはシュートを外した。18分にも長友はパラシオにセンタリングを出したが、これも得点にはつながらなかった。

 そして21分、МFクズマノビッチの右CKがゴール前へ。ラツィオの選手がクリアしようとヘディングところに、コバチッチがダイレクトで右隅にシュートを決めて1-2とした。35分には途中出場したインテルの若手FWボナッツォーリが右35メートルのところから蹴ったFKをゴール前にいたDFダンブロージョが頭で落とし、これをパラシオが押し込んでインテルが同点に追いついた。パラシオのゴールは昨シーズン5月のラツィオ戦以来、7カ月半ぶりだった。試合はそのまま2-2で終了し、インテルは11位にとどまった。

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