ベテラン遠藤 爆勝呼ぶミドル決めた
「アジア杯・1次リーグ、日本4-0パレスチナ」(12日、ニューカッスル)
ベテランの一撃が、4発大勝の呼び水となった。前半8分、MF遠藤保仁(34)=G大阪=の右足から放たれた弾道が向かい風を切り裂いた。
「フリーだったので枠に飛ばすことだけを考えた。入って良かったです」。いつも通りひょうひょうと振り返る34歳。その胸中には連覇に向けた並々ならぬ決意が潜む。
日本歴代最多となる4度目のアジア杯。10日の選手間ミーティングでは、自らの経験を踏まえてアジアで戦う厳しさを若手に語った。
この試合が同杯通算18試合目で、MF中村俊(横浜M)、GK川口(岐阜)を抜いて単独最多出場に。「長い間、代表にいないと抜けないのでありがたいですね」。日本の快勝劇を演出したベテランは笑顔で語った。