主将ツネ様 震災の記憶「伝えていく」
「慈善試合、KOBE DREAMS3-2JAPAN STARS」(17日、ノエスタ)
神戸OBとして参加した元日本代表DF宮本恒靖氏(37)は90分フル出場で「KOBE-」の勝利を導いた。「前半途中、ふくらはぎにきたけど、最後は気持ち」と攻守で主将の務めを果たした。
震災当時は大阪に住んでいた。「揺れは鮮明に記憶に残る」と言う。11年の引退まで3年を過ごした神戸は特別な思いがあり、「練習前には震災の映像を見たりした。みんなの思いを神戸は背負っていると感じた。知らない世代に伝えていくのが大事。東日本大震災も同じように語り継がないと」と力を込めた。
前日16日に「カズさんに貢献したい」と話した通りの見事な後方支援。ただ、闘将は厳しく「3点目、取れましたね、とカズさんには言いましたよ」と突っ込んでいた。