香川アギーレJ初ゴールで8強決めるぞ

 「アジア杯・1次L、日本-ヨルダン」(20日、メルボルン)

 アジア杯連覇を目指すサッカー日本代表は20日、1次リーグD組最終戦でヨルダンと戦う。19日は試合会場で公式練習を実施。ブラジルW杯後の新体制発足以降、いまだ無得点のMF香川真司(25)=ドルトムント=は「1本決めれば状態は上がってくる」とゴールの予感を口にした。2連勝の勝ち点6で首位の日本は勝つか引き分ければ1位での準々決勝進出が決まり、敗れてもイラク-パレスチナの結果次第で8強入りの可能性がある。

 悩める背番号「10」が、自らの一発でトンネルを抜け出す。負ければ敗退の可能性もあるヨルダン戦を前に、香川は「シュートを決める上でしっかり準備をしていきたい。集中力をしっかり持てば、より精度は高まると思う」と自らが描くゴールへの過程を語った。

 “出口”は近い。アギーレ監督就任以降、3トップの後方に位置するインサイドハーフでのプレーに苦慮し、ここまで出場5戦は無得点。だが、16日のイラク戦では得点こそ奪えなかったものの決定機に顔を出すシーンも多く、「チャンスには絡めているのでリラックスして決めたい。(周囲との)連動の部分は高まっているので、1本決めれば状態も上がってくる」と手応えを口にした。

 同世代の“侍”からも刺激を受けている。試合会場に隣接するメルボルン・パーク内では交友のあるテニスの錦織圭が同日、全豪オープン初戦に臨む。学年は香川が一つ上だが、同じ89年生まれ。「世界で活躍するのはすごいことだと思う。スポーツ界が盛り上がるのは良いことだし、明日はお互い勝てれば良い」と意気込む。

 前回、W杯アジア最終予選でヨルダンと対戦した13年3月は、チームは敗れたものの香川は1得点。その時の良いイメージはまだ残っている。決勝トーナメント進出が懸かった大一番で、日本を1位通過へと導くゴールを決める。

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