長友 努力しないとW杯「出場難しい」

 サッカー日本代表のDF長友佑都(28)=インテル・ミラノ=が27日、成田空港からイタリアへ出発した。準々決勝敗退に終わったアジア杯を振り返って、「情けない。アジアでも簡単には勝てない。ワールドカップ(W杯)に出られて当たり前ではない」と危機感をあらわにした。準々決勝で肉離れを起こした右太もも裏については「痛みは治まってきた」と軽症を強調した。

 準々決勝敗退となったアジア杯を振り返ると、長友は神妙な面持ちで口を開いた。「1人1人が強い覚悟を持って努力しないと、W杯出場は難しい」

 準々決勝のUAE戦では、35本のシュートを放ち、得点は1点のみ。あらためて決定力不足が浮き彫りとなった。「そこを伸ばすのは並大抵の努力では難しい」と、自身を含めて代表メンバー全員へ相当な覚悟を求めた。

 話題はなかなかスムーズに進まない代表の世代交代にも及んだ。「(若手が)どんどん出てきてほしい。出てこなければまずい」と語気を強め、「MF柴崎(鹿島)やFW武藤(FC東京)が成長して代表争いを活性化してほしい」と、有望株のさらなる成長を求めた。

 自身は23日のUAE戦で右太もも裏に肉離れを起こした。帰国後は療養に努めていた。「大したことない。軽症です。痛みも治まってきた」と大事には至らなかった様子。「ドクターの判断もあるので」としたものの、早期復帰が見込まれる。

 6月からは、2018年ロシアW杯の予選が始まる。「アジアはどこも力をつけている。W杯に出られて当たり前ではない」と危機感を隠さない。「まずは足の状態をしっかり治して、今できることをやるだけ」。最後まで表情を緩めることはなかった。

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