ＦＩＦＡ会長選で５選を目指す現職のブラッター会長は南米、アフリカ、アジアで多くの票を固めているとみられ、優位は動かない。一方、対立候補はいずれも組織の現状を批判し「打倒ブラッター」で主張が一致。争点は明確だ。

　ブラッター会長は米ＣＮＮテレビに「私を排除したいなら、選挙に参加すればいい」と語り、自信をのぞかせた。さらに会長に批判的な欧州連盟（ＵＥＦＡ）を「彼らは私と争う勇気がない。それなら私に会長を続けさせ、敬意を払え」と、勝利を確信しているかのように挑発した。