Ｊ２・Ｃ大阪のパウロ・アウトゥオリ新監督（５８）は３０日、和歌山キャンプ（２月２～６日、串本）から合流予定のＦＷフォルランが別メニュー調整となることを示唆した。「不在だった分を取り戻す必要がある。話し合って彼に対するプログラムを作る」と話した。

　フォルランは今週末に再来日する予定となっている。自身の公式ツイッターに筋力トレーニングの様子を投稿するなど自主トレに励んでいるとみられる。ただ、既にチーム始動から２週間近くが経過、出遅れが懸念される。

　また、英紙「デイリーメール」などは２９日、イングランド・プレミアリーグのウエスト・ブロムウィッチ、ハル・シティなどが、フォルランに対して期限付き移籍のオファーを出したと報じた。Ｃ大阪の大熊強化部長は「クラブには何も届いていない」と正式オファーを否定。欧州の移籍期限は２月２日となっており「今からでは間に合わないのでは」との認識を示した。

　昨季はチーム最多とはいえ７得点（２６試合）に終わり、終盤はベンチ外の屈辱も味わった。失った時間を取り戻すことができなければ、失意のシーズンを送った昨季の二の舞いは避けられない。