宇佐美が決めた!今年もエース健在弾

 昨季3冠のJ1・G大阪は30日、大阪府吹田市内で、JFLのFC大阪と練習試合を行った。今年の国内初実戦は、45分を3本戦い、FW宇佐美貴史(22)のゴールなどで、最終スコアは5-2。24日にインドネシアのペルシジャ・ジャカルタを4-0で下し、好スタートを切ったG大阪が、08年以来7年ぶりのアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)制覇へ突き進む。

 最強ガンバは健在だ。今年の国内初実戦は快勝発進。長谷川監督は「最後10分くらいはバテたから、まだまだフィジカルを上げないと」と辛口だったが、3カテゴリー下(JFL)のFC大阪に力の差を見せつけた。

 先陣を切ったのはやはりエースだった。1本目の開始25分、ゴール前でボールを受けたFW宇佐美はトラップでボールを浮かせ、右足でズドン。24日にインドネシアで行われた親善試合でも“チーム1号”を決めており、「こういうとこから(点を)取っていくことも大事」と、納得の表情を浮かべた。

 エースの自覚はもちろんある。ACLがあるため例年より開幕は早まるが、調整は「去年よりは順調」だ。この日は昨年前線でコンビを組んだFWパトリックと“今年初顔合わせ”。「パト(パトリック)も僕自身もまだまだ。戻しながら、試合の中で合わせられたら」とホットライン復活へ意気込んだ。得点力不足が叫ばれる日本代表入りにも「はい」と力強くうなずいた。

 国内3冠を成し遂げたチームが次に目指すのは、アジアのタイトルだ。「狙えるタイトルは全て狙う」と話していた宇佐美だが、「ACLが開幕戦なんで。そこに合わせていくしかない。開幕から量産します」。国内クラブでG大阪だけが成し遂げた偉業を7年ぶりにつかむべく、エースは牙を研ぐ。

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