後任にスコラリ氏やレオナルド氏あるぞ
日本サッカー協会は3日、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の解任を発表した。後任は、3月下旬の国際親善試合までに決定する方針。
アギーレ監督の後任について、日本協会の霜田技術委員長は「国籍は関係ない。日本サッカーを強くする人ならば」と話した。
だが各国がシーズン中であるため、クラブやW杯での監督経験などの実績を踏まえると、同委員長は「多くを求めたいが、難しい部分はある」と見通しは厳しい。3月の代表戦は代行監督で臨む可能性も示唆した。
この日開かれた技術委員会では、8強に終わったアジア杯の報告・検証とともに、後任監督の議論も行われた。霜田委員長は「結論としては、現在、Jリーグでやっている監督には声をかけない。Jと一緒にやっていくという考えでは、代表監督としてふさわしくても、結果として日本サッカーのためにはならない」とし、Jクラブからの“引き抜き”は行わないとした。
残る道は現段階で所属がなくフリーの人物か、現職の海外クラブ監督を招へいする方法。Jリーグをよく知る元磐田監督でブラジル代表を率いた経験も持つスコラリ氏(66)や、元鹿島の選手でACミランやインテル・ミラノの監督を務めた現在フリーのレオナルド氏(45)らが候補となりそう。
外国人監督を招へいする場合は、就労ビザ取得の問題もある。3月下旬に新体制をそろえるために、残された時間は少ない。