日本代表のハビエル・アギーレ監督（５６）が解任されたことを受け、Ｇ大阪のＭＦ遠藤とＭＦ今野は４日、宮崎キャンプへの出発前にクラブハウスで取材に応じた。

　アギーレ体制で６試合に出場した遠藤は「上（協会）の方の判断なので」としつつ「手応えを感じてきたので残念。経験豊富な方だし、学ぶべきところも多かった。すばらしい監督」と惜しんだ。今野も「見た目は怖いけど、ジョークも言うし、人間味も伝わってきた。すごく残念」と肩を落とした。４日朝の段階では、協会から監督解任に関する説明の連絡はないという。

　「足を止めるわけにはいかない。また競争が始まって、代表が強くなればいいと思う」と今野。遠藤も「また横一線からのスタート。いい競争をしながら自分自身も代表に絡んでいきたい」と気持ちを新たにした。ザック時代を支え、ブラジルＷ杯の屈辱を糧にアギーレ監督の信頼をつかんだ２人。ともに長い期間、日の丸を背負ってきたとあって、動揺は見られなかった。