G大阪万全や!宇佐美「順調です」
アジア制覇を狙うJ1G大阪は13日、宮崎県綾町で行われた2次キャンプを打ち上げた。最終日は練習試合を行い、午前中は主力組がJ1横浜Mと、午後は控え選手が中心でJ2北九州と対戦した。横浜M戦にフル出場したFW宇佐美貴史(22)は「順調です」と手応えを打ち明けた。
足取りは軽い。キャンプ最終日の疲れもある中、横浜Mに1-0で勝利。MF遠藤が「結果にこだわる」と言って臨んだ一戦で、手堅く白星をつかんだ。
長谷川健太監督も「悪くなかった」と及第点。「90分やれる体はできた。あとは試合をやりながら合わせていく」。開幕前ラストゲームは、充実の締めくくりとなった。
「いろんなことが改善している。前の練習試合よりよかった。順調です」とFW宇佐美。昨日、一昨日と、監督から練習の動きが悪いと指摘されたエースは、90分間ピッチで走り続けた。「足にくる感じはなかった」。開幕前の、一番の不安は消えた。
昨年、結果的にチームは3冠に輝いたが、宇佐美はシーズン前のけがで出遅れた。悲劇が起きたのは宮崎から戻ってきてからだった。「宮崎が終わってから、体が動く感じがした」。心身ともにコンディションが上がっていく中、どこかで歯車が狂った。「自分でも分かっている」。同じ轍(てつ)は、もう踏まない。
シーズン開幕戦(アジアチャンピオンズリーグ)は11日後。「公式戦を戦いながら、細かいところは合わせていければ」。南国の地で得た自信は、勝利という結果が確信に変えてくれた。