前清水監督ゴトビ氏日本協会にダメ出し
サッカーのイラン代表前監督で、11年から昨季途中までJ1清水を率いたアフシン・ゴトビ氏(51)が滞在先のアラブ首長国連邦・ドバイでこのほど取材に応じ、日本代表の監督人事について選考基準に疑問を呈した。「名前や国籍ではなく、質と経験で選ぶべき」と語った。
日本協会はW杯や欧州での指導歴を重視する傾向が強く、日本人監督は候補に含まれていない。解任されたアギーレ監督を例に挙げ「アジアが初めてというだけでなく、通訳が必要な国で仕事をしたこともなかった。来日してJリーグを批判するような発言をし、国内の選手や関係者と壁をつくってしまった」と指摘する。
また、代表の強化方針に対しても「楽な相手と親善試合をこなし、W杯出場権は獲得する。でも1次リーグで敗退して反省する。同じサイクルの繰り返し」と批判した。