“なでしこ部屋”男子とぶつかり稽古
6月のカナダW杯で連覇を目指すサッカー女子日本代表が25日、千葉県内で練習を行い、男子学生を相手に実戦形式で戦った。
屈強な海外勢との戦いを想定するなでしこイレブンは、明海大の男子選手を相手に、体をぶつけ合うユニークな練習も行った。佐々木監督から「うれしそうじゃないか」とヤジが飛ぶなど、和やかなムードに包まれた。
しかし、実戦形式では本番さながらの緊張感の中、強さ、速さ、高さに勝る男子に、一瞬のミスからボールを奪われ、失点に結びつくシーンも。「前からプレッシャーを受けると判断が鈍る。(きょうは)いい教訓になったと思う」と指揮官。大一番を見据え、「リスクを取って前に出ていくことも必要」と、積極性を訴えた。アルガルベ杯(3月4~11日、ポルトガル)では課題のスピーディーな攻守の切り替えを試し、W杯までに精度を高めていく。