G大阪まず1冠へ 宇佐美、今季初弾だ

 「富士ゼロックス・スーパーカップ、G大阪-浦和」(28日、日産ス)

 国内サッカーシーズンの本格的な幕開けを告げる「富士ゼロックス・スーパーカップ」の前日練習が27日、会場の日産スタジアムで行われ、G大阪のFW宇佐美貴史(22)は今季公式戦2戦目での初ゴールに意欲を示した。浦和は1-2で敗れた25日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・水原戦(韓国)から先発を最大6人入れ替える可能性が出てきた。

 無得点に終わった初陣の借りは、自らのゴールで返すしかない。G大阪の宇佐美は「なるべく早くゴールを決める」と、今季公式戦初弾を誓った。

 今季初戦となった24日のACL・広州富力(中国)戦は、ホームで0-2と完敗。攻撃陣は引いた相手を最後まで崩せず「もったいない試合だった」とエースもうつむいた。

 だからこそ、同じ過ちは繰り返さない。昨季優勝を争った浦和との一戦。「ゴールを決めると、FWとしていい流れが巡ってくると思う」。背番号39の一発が出れば、チームは確実に活気づく。

 今季は「取れるタイトルは全部取る」と言い続けてきただけに「目の前にタイトルを取るチャンスがある。そこに向かうのは選手として当然」ときっぱり。昨季以上の偉業を目指す3冠王者。まず“1冠”を取りに行く。

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