ガンバまず1冠!宇佐美がチーム初弾

 「富士ゼロックス・スーパーカップ、G大阪2-0浦和」(28日、日産ス)

 昨季J1、天皇杯、ナビスコ杯の3冠を達成したG大阪が、リーグ2位の浦和を2-0で下し、8年ぶり2度目の優勝を果たした。G大阪は後半23分、CKからFW宇佐美貴史(22)が今季チーム初弾を押し込み、終了間際にはFWパトリック(27)が追加点を挙げた。1冠を手にしたG大阪の賞金は3千万円で、浦和は2千万円。

 決めるべき男が決めた。今季の公式戦でチーム初ゴールを決め、勝利に導いたのは、やはり宇佐美だった。

 有言実行だ。後半23分、パトリックがCKのボールを頭で軌道を変えると、DFラインの裏へ抜けた宇佐美が右足で押し込んだ。「なんとなく(ボールが)来そうなイメージだった。駆け引きで相手に勝ったゴール」。チーム初弾を決めると誓っていたエースが胸を張った。

 進化の途上にいる。“ズドン”という効果音がつきそうなシュートを得意とするが、リーグ得点王を目標に掲げる今季は「ごっつぁんゴールというか、ワンタッチゴールを増やしていきたい」と誓っている。

 得点のバリエーションを増やすべく、長谷川監督や、ザックジャパンでアシスタントコーチを務め、今季から加入した和田コーチと協議を重ねた。参考にしたのはネイマールやメッシ(バルセロナ)ら名だたる海外のストライカー。ゴール映像を教材に、得点感覚を膨らませた。

 「まだ手探り」とはいうが、いきなり形になった。「一瞬を見逃さず、裏に逃げていく形で点を取れた。自分らしくないけど、ああいう点を増やしていきたいと思っていたので手応えをつかめそう」。ゴールを量産し、念願の日本代表入りもアピールしていきたいところだ。

 今季最初のタイトルを獲得した。「チームとしてのクオリティーは、去年に比べればほど遠い。その中で試合に勝てる勝負強さは力になる」。アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第1戦で敗れたが、エースの一発でギアチェンジは完了。ノンストップでアジアの頂点まで上り詰める。

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