張本氏、引退勧告から一転「あっぱれ」
「J2、横浜FC2-2長崎」(19日、ニッパツ)
横浜FCの元日本代表FW三浦知良(48)が長崎戦に先発し、前半12分にFKからの折り返しを頭で合わせて先制点を挙げた。5日の磐田戦に続いて今季2得点目で、自身が持つJリーグの最年長ゴール記録を48歳1カ月24日に更新した。今月12日に野球評論家の張本勲氏(74)からテレビ番組を通じて「お辞めなさい」と引退勧告を受けたが、その答えをきっちりとプレーで示す、まさに“あっぱれなゴール”だった。
カズに対して引退を勧める発言をした野球評論家の張本氏は19日、レギュラー出演しているTBS系の報道番組「サンデーモーニング」で今回の件について言及した。
司会の関口宏から話題を振られると「カズさん?あっぱれ!あげてください」と叫んだ。続けて「私、(カズに)辞めた方がいいと言ったじゃないですか。普通はクレームをつけますよ。私ならクレームをつけます。(それを)さらりとかわして『先輩の助言として頑張れ、一生懸命やれと言ってると思います』と。こんなこと言う人がいるのかと(思った)」と「あっぱれ!」の理由を説明。
さらに「(進退は)本人が決めることだから。やりますと言うのなら(私は)不満だけど、最後まで応援しますよ」と宣言。「会ったことも話したこともないけど、どこかで会えば食事はごちそうするから」とまとめた。
張本氏は12日の同番組でカズが得点した話題が取り上げられた際に「お辞めなさい。(実績を考えると)しがみつく必要がない。立派な指導者になれますから」と引退勧告した。