スペインリーグ2節残して今週末終了?

 スペインサッカー選手会(AFE)が7日、前日にスペイン協会(FEF)が示した16日からの無期限ストライキに足並みをそろえる姿勢を示した。これによりスペイン協会と選手会が政府と首相の諮問機関であるスポーツ上級審議会(CSD)、リーグ機構(LFP)に対立するという前代未聞の構図となり、2節を残してスペインリーグが閉幕する可能性が出ている。

 選手会のルビアレス代表は「これは実力行使ではなく傷つけられた我々の権利を守るもの」と説明。声明発表にはGKカシリャス(レアル・マドリード)やMFシャビ(バルセロナ)らほぼスペイン全チームの主将を務める選手たちが同席、スト突入も辞さずの判断が選手の総意であることをアピールした。選手会はこのたびスペイン政府が法律改正したテレビ放映権料に関わる一括交渉については賛成しているものの、内部に設けられた基準に選手の権利を侵害するものがあると反対している。

 今後の見通しは全くの不明。8日のスペイン紙マルカはLFP幹部の「何が起こるか分からない」とのコメントを掲載したうえで「ストライキ実施による日程は事後回復できない」との法規定を根拠にストライキへ突入した場合、リーグ最終2試合(37、38節)を延期開催せず、今週末の36節までの順位で最終決着するとの解釈を示している。

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