徳島勝ち点3スルリ…9戦連続白星なし
「J2、徳島2-2讃岐」(14日、ポカリ)
「東四国クラシコ」と銘打たれた徳島-讃岐のJ2初対決は、激闘の末に2-2で引き分けた。徳島は後半43分にDF広瀬陸斗(19)のJ初ゴールで勝ち越したが、リードを守り切れず9試合ぶりの勝利を逃した。
耐えて攻めて、勝利の瞬間はすぐそばまで近づいていた。それでも、つかみかけていた勝ち点3を逃してしまった。
1点を追う後半9分に津田を投入。流れをつかみかけたところで、まさかの左足負傷で途中交代。貴重なカードを失ったが、同40分に福元のヘッドで追いつくと、同43分には広瀬陸が鋭く右足を振り抜き勝ち越した。しかし、最後は讃岐の執念に押されて同点ゴールを許した。
悪い流れを断ち切れない。4月19日の第8節・京都戦から、9試合連続で白星がない。この試合は14本のシュートを放ったが、要所で攻め切れなかった。
だが、徐々にチームの状態は上向いている。J初ゴールを決めた広瀬陸は「逆転までの形は良かった」と手応えを口にした。小林監督も「悪いゲームではない。1回の攻撃で失点してしまっているので、要所でもう少し頑張れれば。前には進めている」と力を込めた。苦しい戦いが続くが、逆襲への闘志はみなぎっている。