ノリさん岩渕弾聞かれオヤジギャグ
「カナダ女子W杯・準々決勝、日本1-0オーストラリア」(27日、エドモントン)
準々決勝2試合が行われ、2連覇を狙う日本は後半42分、途中出場したFW岩渕真奈(22)=バイエルン・ミュンヘン=のW杯初ゴールでオーストラリアを1-0で下し、2大会連続2度目の4強入りを果たした。
試合後の記者会見。佐々木則夫監督(57)は“舌好調”だった。岩渕のゴールについて聞かれると、「マナ(真奈=まだ)かマナかなあと、ずっと待っていたんですけど…。やっと決めてくれてよかったです」とオヤジギャグ。同時通訳がうまく英訳できず、外国人記者が「どういう意味か?」と聞き返すと、丁寧に繰り返し、意味が通じると「海外の記者の方が笑ってくれましたね」とご満悦だった。
王者としての重圧の中、4強入りという最低限の目標をクリアしたことが相当うれしかったのだろう。「選手も私も勝たなければいけないというプレッシャー、前回チャンピオンというプレッシャーを乗り越え、一戦一戦シビアに1点差で勝ってきた。精神的に成長しているのは間違いない」とうなずいた。
準決勝のイングランド戦に向けては「この大会で成長したオーストラリアに対し、あれだけのサッカーができた。自信を持って準決勝へ臨める」。4年前のW杯1次リーグ最終戦で0-2で敗れるなど過去4戦で2分け2敗の難敵だが、今のなでしこなら十分に勝算がある。イングランド撃破で連覇に弾みをつける。