佐々木監督、大野にゴールを強要!
「カナダ女子W杯・準決勝、日本-イングランド」(1日、エドモントン)
連覇を狙うなでしこジャパンは1日(日本時間2日朝)、2大会連続決勝進出を懸け、準決勝でイングランドと対戦する。
決戦前日、公式記者会見での佐々木監督の言葉には一つ一つ力が入っていた。
「私が(なでしこジャパンを)指揮してから、イングランドとは1分け1敗みたい。勝ってない。でも今回は負ける気がしない」
自信の根拠を問われると「選手は自信過剰にはなっていないんですけど、監督が力んでいる」と、いつものノリオ節をさく裂。英国人をはじめ、各国の記者から笑いをとったことでご満悦となった。さらに「実はうちの娘婿はイングランド人。身内でもめています」と明かし、場内をさらなる大爆笑に包んだ。
だが、肝心なサッカーの話になると、なかなか本音を語らない。オランダ、オーストラリア戦と同じメンバーか?と聞かれると「ご想像にお任せします。シークレット。でも隣の方は80%ぐらい出るかもしれない」と会見に同席した大野の“当確”を示唆した。
大野に対し、報道陣から「誰が点を取りそうか」という質問が飛ぶと、結果が出ていない大野は「自分って言いたいところですけど、自分ではないと思います」と控えめに回答した。すると、指揮官はすかさず「おまえが決めてくれると思っているから(会見に)連れてきたんだよ」とゴールを強要。大野は「じゃあ決めてきます」と、ちゃめっ気たっぷりに笑った。