ゴン中山47歳で現役復帰 JFL沼津へ

 日本フットボールリーグ(JFL)のアスルクラロ沼津は14日、元日本代表FWの中山雅史(47)が加入したと発表した。両膝のけがなどを理由に2012年限りで引退し、3年ぶりの現役復帰となる。背番号は39。既に契約と選手登録は完了し、今季残り7試合での出場を目指す。

 中山の現役復帰が決定した。現在は解説者などを務めているが、5日に初めて練習に参加。早ければ今週中に合流し、今後は仕事と両立しながらチームで練習する。アスルクラロ沼津は、20日にアウェーで栃木ウーヴァFC戦(栃木市運動公園)が控えている。

 J3入りを目指すチームは、4部リーグに相当するJFLで年間5位につけている。出場を目指す舞台は4部リーグ相当とはいえ、戦力として計算できるかどうかは未知数だ。23日にはJリーグで現役最年長の三浦知良(横浜FC)と同じ48歳になり、現実的には公式戦のピッチに立つことが最大の目標だ。

 2012年12月の引退会見では、膝のリハビリを継続し「ばりばりになったら、カムバックするかもしれない」と冗談交じりに宣言していた。実際にテレビ出演などで多忙な合間にも、個人トレーナーを雇ってトレーニングに励んできた。

 だが、札幌時代の10年11月に両膝の手術を受けた後は、2年間で1試合しか出場できずユニホームを脱いだ。今は解説などの仕事を抱えており、新天地で練習に参加できるのも週に数回程度になる見通しだ。

 今回の契約は日本代表コーチや磐田監督を務めた恩師で、アスルクラロ沼津の山本昌邦理事長の橋渡しがあって実現したもの。本格的な復帰となる可能性は低いが、J3入りを目指すクラブの起爆剤となることが期待される。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス