鹿島FW金崎が2得点 神戸に快勝
「ナビスコ杯・準決勝第2戦、鹿島4-1神戸」(11日、カシマサッカースタジアム)
大会最多6度目の優勝を目指す鹿島は、FW金崎夢生(26)が2得点する活躍などで神戸に4-1で快勝。2戦合計6-2で、優勝した12年以来3年ぶりに決勝へ駒を進めた。決勝は31日、埼玉スタジアムで行われる。
鹿島が3年ぶり9度目の決勝進出を果たした。大量4得点で連勝し、初の決勝進出を狙った神戸を一蹴した。
前半16分に先制するも、5分後に同点とされた。次の1点が神戸に入れば2戦合計で並ばれる。重たい空気を振り払ったのは金崎だった。後半8分にこぼれ球を押し込むと、同29分にも神戸DF岩波のクリアミスを逃さずネットを揺らした。
国内最多17冠目に王手をかけ、3年ぶりのタイトルへ挑むが、今季加入したばかりの金崎に気負いはない。「失礼かもしれないが“ジーコ・スピリット”とか、正直分からない部分も多い。伝統は大事だが、今の選手で作り上げるサッカーも大事」と言ってのけた。
相手は、決勝では初顔合わせのG大阪に決まった。今季リーグ戦では2戦2敗を喫しており、金崎は「うれしい相手が上がってきた。Jでは勝てていないので借りを返したい」と意気込んだ。自身にとって大分時代の08年以来となるトロフィーを手にして、新しい鹿島の第一歩とする。