本田狙う5戦連発 自虐ネタも飛び出す
「W杯アジア2次予選、カンボジア-日本」(17日、プノンペン)
サッカー日本代表は14日、アジア2次予選・カンボジア戦(17日)に向け、プノンペン市内の国立五輪競技場で、当地入り後での初練習を行った。現在、予選で4戦連続得点のFW本田圭佑(29)=ACミラン=は、カンボジア戦でも右FWでの先発が濃厚。頼れるレフティーは、予選5戦連発を目指す。
夕闇が徐々に広がるピッチを、黙々と走った。プノンペンでの初練習。高温多湿の気候は大きな変化はないが、足に伝わる感触が違う。時折、人工芝のピッチと試合で使うボールの感触を確かめるように、本田は回復メニューをこなした。
カンボジア戦での金狼には、W杯予選5戦連発の期待がかかる。「考えてはいなかったが、4戦連発か…。ミランでやりたいですね」。苦境に立たされている所属クラブでの自虐ネタも飛び出したが、「前半、先制すれば一気に(試合は)落ち着く。狙っていきたい」と意気込んだ。
人工芝での一戦。「プロになるまでの6年くらいは人工芝でやっていた。違和感はない」と語る一方で「ボールのほうが気になる」。カンボジア協会が用意した試合球は、ベトナムの『ドングラック社』製。イレブンが「重い感じがする」と口をそろえるボールに金狼は「硬さやタッチの感じ。慣れるのが難しい」と微調整を進める。年最後の代表戦を、自らのゴールで締めくくる。