人種差別ツイートは埼玉の高校生
28日に行われたJ1の年間優勝を争うチャンピオンシップ準決勝で、浦和を破ったG大阪のブラジル人FWパトリック(28)に対し、短文投稿サイト「ツイッター」上に人種差別的な書き込みがされた問題で、埼玉県内の私立高校の生徒が「自分が書き込んだ」と学校に申告していたことが30日、県への取材で分かった。
埼玉県などによると、生徒と保護者は30日、高校の副校長らと浦和に謝罪し、Jリーグを通じてパトリックにも謝罪の意を伝えた。生徒は29日、自分が書き込みをしたと高校に申告し「自分のしたことに対して謝罪したい」と話したという。
Jリーグはスタジアム外で発生した事象として、クラブへの処分をしないと発表。「パトリック選手は十分に理解し、受け入れている」としている。
ツイッターは28日に書き込まれ、投稿者のプロフィルには浦和サポーターであることが明記されていた。試合はG大阪が3-1で勝ち、パトリックが3点目を決めた。