今季磐田からＦＣ東京に完全移籍した元日本代表ＤＦ駒野友一（３４）は１５日、磐田時代に数多くのゴールを量産した前田遼一（３４）とのホットライン再結成に意欲を示した。昨季リーグ７位タイの４５得点に終わった得点力アップへ。２年ぶりのアテネ五輪世代コンビが、東京の新たな得点源となる。

　磐田や日本代表で多くのゴールを生み出してきたホットラインが、東京で復活する。今季新加入した駒野のクロスに、２年前まで磐田でプレーしていた前田が合わせる形で得点を量産してきた。駒野は「お互いの特長も分かっているので、それをこのクラブで出していきたい」と、コンビ復活を歓迎した。

　８年間在籍した磐田を離れ、新天地に踏み出した。今回の移籍に際しても、かつての相棒に相談したという。

　「（前田に）電話をして、一緒にできたらうれしいと言ってもらえた」

　さらに、Ｗ杯２大会を経験した練達のサイド職人は、力強くこうも語った。

　「ＡＣＬは、プレーオフからですが、今年出場する４大会すべてを取るつもりで臨みたい。ハードスケジュールになると思いますが、一体感で乗り越えたい」

　東京での背番号は「５０」に決まった。青赤のユニホームを着て戦う２人が描く黄金ラインが、東京を頂へと導く。