本田「屈しない…今は我慢」伊紙に激白

 サッカーのイタリア1部(セリエA)ACミランのMF本田圭佑(29)が30日付のイタリア紙コリエレ・デロ・スポルトの単独インタビューに応じ、現在の状況や今後について語った。

 昨年10月にクラブ批判をした本田は一時厳しい立場に追い込まれたが、最近は公式戦7試合連続先発するなど出場機会も増えてきた。ただ、イタリアメディアやサポーターからの評価は試合ごとに乱高下しており、依然としてチームでの立場は微妙とみられている。

 同紙からの「ミランを離れようと考えたことは?」という問い掛けに対し、本田は「全くない。ガリアーニCEOとは私の能力、できることについて話をした。ミランに来られて幸せだし、その恩返しをしたい。ミランのサポーターが満足していないのはわかっているが、私にはあと1年半契約が残っている」と“ミラン愛”を強調した。

 右サイドでのプレーについては「ここ10年、トップ下でやっていたが、ミランに来てからは常に右サイド。私の考えではサイドはスピードがあり、相手をスパートしていくプレーをしなければならない。しかし、これは私の特徴ではない」と説明。「日本代表では違うタイプだが…」と問われると

「おそらくここではより重圧がかかっているのだろう」と話した。

 また、「何があなたを後押しをしているのか」との問いには「子供のころ、私の夢はミランのようなビッグクラブでプレーすることだった。これからは私が経験した同じ希望を小さいサッカー選手にプレゼントする時代となる」とした上で、「いつの日かミランのサポーター、イタリアのジャーナリストたちがこう言ってくれるようになるといい。『背番号10としてのホンダがいいプレーをしたかどうかはわからないけど、会長にまでのぼり詰めたんだぜ』。今後を見てほしい。私は屈しない。私にとって今は我慢の時なんだ」と力強い言葉で巻き返しを約束した。

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