カズ60万円スーツ着用でど派手49歳
Jリーグの最年長選手、J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良が26日、49歳の誕生日を迎えた。横浜市内での練習後、60万円で仕立てたというド派手なブルーのスーツで登場。40代最後のシーズンへの意気込みに関して、自身をクラシックカーに例えた。28日の讃岐戦(ニッパツ)から開幕するJ2リーグ戦へ「50歳をしっかり迎えられるように」と決意を新たにした。
こんなド派手な衣装が似合う49歳は、そうはいない。約60万円の鮮やかな青のスーツで、さっそうと現れたカズ。49本のバラの花束とケーキをプレゼントされ「本当に幸せ者」と顔をほころばせた。
チームカラーを意識した配色に「横山やすしブルー。『めがねめがね』ってやろうと思った」と、味のあるジョークも飛び出した。年齢については「個人としては50歳でいい。突き抜け感がね。50歳を迎える最後の年として、(50歳を)プレーヤーとして迎えられるようにしっかりやらないと」と、早くも大台を見据えた。
開幕戦はホームに讃岐を迎える。昨年10月に右でん部付近を痛めて戦線を離脱し、今季はグアムでの自主トレ、キャンプと慎重に調整した。「去年より練習試合の時間も少ない」とスローペースを自覚しつつも「オーバーワークになってしまうよりはいいかな」と焦りはない。
最近、30代の選手とJリーグ開幕当初の話題で盛り上がることも増えた。自分を車に例え「かなりのクラシックカーに入ってきています」と笑った。だが「メンテナンスして毎日走らせれば、まだまだレースに参加できるぞ、っていう気持ち」と続けた。プロ31年目、“49年もの”の味を存分に見せる。