鮮やか!岡崎オーバーヘッド決勝弾
「イングランド・プレミアリーグ、レスター1-0ニューカッスル」(14日、レスター)
首位に立つレスターのFW岡崎慎司(29)がホームのニューカッスル戦に先発し、前半25分にオーバーヘッドキックで決勝点を挙げた。リーグ戦は今季5点目。後半20分に退いた。チームは1-0で勝ち、残り8試合で2位トットナムとの勝ち点5差を保った。
派手なゴールが決勝点となった。オーバーヘッドキックを鮮やかに決めた岡崎は「いつも狙っていたプレーが(点に)つながった」と声を弾ませた。
0-0の前半25分。左からのクロスが右に流れたところを、味方が右から折り返した。岡崎はゴールに背中を向けたままジャンプし「素早く反応できた」と瞬時にオーバーヘッドキック。右足でたたきつけたシュートはゴール左隅に突き刺さった。自身はシュートが入った瞬間が見えなかったそうだが「歓声で分かった。後で50回ぐらい見返すと思う」と胸を張った。
試合前日から風邪をひき、体調は万全でなかった。それでも「こういうときに点を取ると思った」と首脳陣には伝えず出場に踏み切った。信頼を寄せてきたラニエリ監督も「シーズンを通して素晴らしい仕事をしている。素晴らしいゴールだった」と絶賛した。
後半20分に退いたものの、強行出場が奏功し、レスターでの今季リーグ5点目はホームで初のゴールになった。日本代表の点取り屋は「長かった。ちょっと忘れられないゴールになる」と感慨に浸った。