ＦＣ東京が中国１部の広州恒大などで活躍したブラジル人ＦＷムリキ（２９）を獲得することが２７日、決定的となった。大筋で合意しており、２８日にも埼玉県内の病院でメディカルチェックを受ける。契約期間は今季終了までで、年俸は推定８０００万円。また、すでに埋まっていた外国籍枠を空けるため、スペイン人ＦＷサンダサとの契約を解除した。

　ムリキは２０１４年まで在籍した広州恒大で、驚異的な突破力と決定力でアジアを席巻した。１３年にはＡＣＬで１３得点を挙げて初優勝に貢献し、大会ＭＶＰも受賞している。

　かつてＦＣ東京も０－１で敗れた１２年の同大会１６強で対戦し、“チーター”とも称される衝撃的なスピードに苦しめられた経験がある。１４年夏からカタールのアルサッドに移籍していたが、今年１月に本人の希望で契約を解除。現在は無所属となっていた。