日本人FW初!岡崎Aマッチ100試合
「W杯アジア2次予選、日本5-0シリア」(29日、埼玉スタジアム2002)
既に最終予選進出を決めている日本が最終戦でシリアに5-0と圧勝し、E組首位通過を決めた。FW岡崎慎司(29)=レスター=は史上5人目となる国際Aマッチ通算100試合出場を達成した。守備では2次予選全8試合を無失点で締めくくった。
日本が誇る侍ストライカーが、“レジェンド”の領域に足を踏み入れた。日本代表史上5人目となる通算100試合出場。試合後のセレモニーで、ハリルホジッチ監督から背番号「100」のユニホームを手渡されたFW岡崎は「まだ引退するわけじゃないんで」照れ笑いしつつ「まだまだ貪欲な29歳。これからも頑張ります」と、声援に応えた。
指揮官の粋な計らいで、左腕にはキャプテンマークを巻いた。メモリアルなピッチでも、いつも通り貪欲にゴールを狙い続けた。前半21分には豪快なオーバーヘッドも披露。ゴールこそならなかったが、持ち味の泥くさいプレーでチームをけん引した。どんな時でも全力だからこそ、同僚たちからの信頼も厚い。FW本田が「100という数字はそうそうできることじゃない」と目を細めれば、指揮官も「彼は尊敬を忘れない。忠誠を誓ってくれている」と絶賛した。
余韻に浸る暇もなく、プレミアリーグで優勝争いを繰り広げるレスターに戻る。「緊張感のある試合が続く。あと2、3点取りたい」。世界を股にかける侍の戦いは続く。