J2熊本、次節横浜FC戦は延期へ
熊本地震で被害を受けたJ2ロアッソ熊本を運営するアスリートクラブ熊本の池谷友良社長は18日、熊本市の本拠地うまかな・よかなスタジアムで23日に予定している横浜FC戦について「現実的に開催するのは厳しい状況」と見通しを明らかにした。クラブは18日までの活動休止としていたが、20日までに期間を延長した。21日以降については20日に協議するとしている。
チームは16日未明に起きた最大震度6強の本震を受けて同日から活動を休止。19日の練習再開を目指していた。しかし、スタジアムは救援物資の拠点や自衛隊、警察の待機所となっており、通常運営に戻るめどが立っていない。また、自宅や実家が被災して県外に避難した選手がいるほか、元日本代表のFW巻誠一郎がフェイスブックで物資を送るよう呼びかけるなど支援活動に取り組む選手もおり、練習再開は難しい状況という。
クラブはユースなどの育成組織の活動も25日まで中止。熊本市内にあるオフィシャルショップの営業も20日まで臨時休業とした。
また、Jリーグの原博実副理事長が現地の状況を確認するため、18日に熊本のクラブハウスなどを視察した。