3戦連続千真弾!神戸6戦負けなし
「ナビスコ杯・1次リーグ、神戸1-1大宮」(20日、ノエビアスタジアム神戸)
A組の神戸は主将FW渡辺千真(29)の3戦連続ゴールで追い付き、上位対決で大宮と引き分けた。首位大宮は勝ち点8、2位神戸は7。B組首位の仙台は福岡と無得点で引き分け、勝ち点を8とした。柏は試合終了間際の得点で川崎を下し、同7で2位に浮上。横浜Mは鳥栖を退け、同4に伸ばした。
最後まで粘りを見せ、公式戦6戦負けなしとしたが、神戸の選手に笑顔はなかった。
16日の鳥栖戦が震災の影響で中止になったこともあり、10日ぶりの試合。さらに相手がメンバーを落としたことも重なってか、序盤は受け身になった。
前半に失点し、ハーフタイムにはネルシーニョ監督から喝が飛ぶ。前への意識を強調され、後半からはボールを奪う姿勢が増した。FW渡辺のゴールで追いついたものの、もう1点は遠かった。
「勝ち点3を取りたい試合だったが、負けなかったことは良かった」と渡辺。悪くはないが、物足りない。今の神戸は、そう思える位置にいる。