J2熊本22日の地元開催も断念へ
J2ロアッソ熊本を運営するアスリートクラブ熊本の池谷友良社長は27日、熊本地震の影響で5月22日に熊本市の本拠地うまかな・よかなスタジアムで予定していたホーム水戸戦の開催を断念したことを明かした。8月11日にもアウェーで戦う水戸とホーム開催を入れ替えるか、熊本県外の代替会場でホーム戦として行うか、Jリーグと調整しているという。
本拠地は被災地への支援物資の拠点になっており、池谷社長は「現時点の判断として、うまかな・よかなスタジアムで開くのは難しい。ホームで一日も早くやるのが理想だが、準備もあるので、早めに決断しないといけない」と説明した。
熊本は地震の影響でリーグ戦5試合が中止となり、5月15日のアウェー千葉戦で復帰する。本拠地開催を断念した水戸戦の次のホーム戦となる同28日の町田戦については、同10日ごろをめどに試合会場を決める。
この日は熊本市内で定時株主総会を開き、第12期(2015年2月1日~16年1月31日)は377万円の経常利益を計上して3期連続の黒字となった。第13期(16年2月1日~17年1月31日)は前期より約2200万円多い7億7800万円の営業収入を見込むが、被災した地元のスポンサー企業もあり、広告料収入などの落ち込みも予想されるという。