G大阪新スタ5連敗 横断幕も空しく…
「J1、G大阪0-1川崎」(29日、市立吹田サッカースタジアム)
試合後のブーイングも、もはや恒例行事だ。昨年リーグ戦のホームゲームはたった1度しか負けなかったG大阪だが、今季は公式戦1勝1分け6敗。本拠での連敗を5とし、試合前後にはゴール裏に「勝て勝て勝て勝て勝て勝て勝て勝てホームやぞ」という手書きの横断幕が掲げられた。
相手を上回る13本のシュートを放ったが、ネットは揺れない。後半38分、FW呉屋のシュートはポストを直撃した。FW宇佐美は相手のエース大久保と競り合った際に流血するなど体を張るも、シュートは決まらず「勝てない空気があるのかな。点を取らないと勝てないと痛感した」と、うなだれた。
今季から使用する新スタジアムも、試行錯誤が続いている。芝の長さや散水量など、より選手がプレーしやすいように手を加えてきた。しかし毎回ピッチコンディションが変わるため、慣れるのに時間がかかっている。「対応していくしかない」と宇佐美は言うが、ホームと呼べる日は、まだ遠そうだ。