「キリン杯、日本－ブルガリア」（６月３日、豊田スタジアム）

　６月にキリン杯を控えるサッカー日本代表のハリルホジッチ監督が、海外組だけの事前合宿を再び計画していることが９日までに分かった。複数の関係者によると、指揮官の要望を受けて各所属クラブと調整中で、再来週にも実施される。

　昨年６月のＷ杯ロシア大会アジア２次予選前にも、初戦のシンガポール戦１０日前から行っている。ドイツは１４日、イタリア、イングランドは１５日に今季リーグ戦の全日程を終える。ＦＷ本田（ＡＣミラン）、ＭＦ香川（ドルトムント）は２１日にカップ戦決勝を控えているが、海外組は順次帰国する。代表合宿は国際Ａマッチデーに入る３０日から予定されているが、２９日まで試合が組まれている国内組より一足早く集合させ、コンディション調整が可能となる。

　Ａ代表とＵ－２３代表を兼ねる早川コンディショニングコーチはＵ－２３代表が出場するトゥーロン国際大会（１８～２９日、フランス）に帯同せず、Ａ代表のサポートに回る。Ｗ杯最終予選が始まる９月まで時間はあるが、Ｗ杯切符をつかみ取るため指揮官はあらゆる手を尽くす。