「Ｊ１、浦和０－０新潟」（１４日、埼玉スタジアム２００２）

　新潟と引き分けて連勝が止まり、首位も川崎に明け渡した。前半２０分に自ら倒され得たＰＫをＦＷ興梠が失敗。その後も相手の守りを崩せなかった。三菱自問題の余波が懸念されたが、ＤＦ槙野は「全然ない。（今後）ごたごたを蹴散らすぐらいのサッカーをしていかないといけない」と意に介さず。ＧＫ西川も「自分たちの結果次第でいいニュースを届けられる」とサッカーに集中する考えだ。

　Ｊ１浦和の淵田敬三社長（６１）は１４日、筆頭株主の三菱自動車が横浜Ｍの筆頭株主である日産自動車の傘下に入ることについて、取材に応じた。浦和は「自立した経営をしている」と明言。Ｊリーグ側の見解を待っている段階だが、「浦和レッズは浦和レッズ。赤のまましっかり戦っていきます」と語った。

　スタジアムではサポーターから「俺たちがついているから」との激励を多数受けたという。これに社長は「安心してください。浦和レッズは守っていきます」と約束した。

　Ｊリーグ規約には同じ者が２つのクラブを経営的に支配できるだけの株式保有を禁止する趣旨の条文がある（第２５条（５））。今回がこれに該当するのか「Ｊリーグと確認しながら前に進んでいきたい」とした。