FC東京・橋本、初のACL8強へ導く
「アジアCL、上海上港-FC東京」(24日、上海)
FC東京は24日、クラブ史上初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)8強進出を懸けて、上海上港(中国)との第2戦を戦う。ホームでの第1戦(17日)を2-1で制したFC東京は、勝つか引き分ければベスト8進出。23日、中国・上海で行われた記者会見に出席したボランチを本職とする橋本拳人(22)は、第1戦に続いて右サイドバックでの出場が濃厚。リオデジャネイロ五輪本大会出場に向け、アピールする。
橋本はACL出場のため、リオ五輪代表入りを懸けたサバイバルレースの真っただ中にあるU-23日本代表が出場しているトゥーロン国際への参加は回避した。橋本は「結果が大事。自分のプレーで勝利に貢献したい」と、目の前の試合に全力を傾けている。
だが、ここでのアピールが、リオへも通じている。五輪本大会出場メンバーは、同予選の23人よりも少ない18人。本職のボランチに加え、複数のポジションでプレーできれば、メンバー入りへのプラス材料となるはずだ。
「プレッシャーはあるが、東京の歴史を変えたいという気持ちを力に変えて頑張りたい」
そう力強く語った橋本は、攻守でアグレッシブなプレースタイルが信条。チームを勢いづかせる思い切りの良さで、クラブ史上初のアジア8強進出、その先に待つリオ五輪代表メンバー入りの両方をつかみ取る。