長友、試合後に“アモーレタイム”実現
「キリン杯、日本-ボスニア・ヘルツェゴビナ」(7日、市立吹田サッカースタジアム)
サッカー日本代表は、ブルガリアに7-2で大勝したキリン杯から一夜明けた4日、愛知県豊田市内で約1時間半の練習を行い、決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(7日、吹田スタ)に向けて大阪市内へ移動した。DF長友佑都(29)=インテル・ミラノ=はブルガリア戦後、ハリルホジッチ監督から異例の面会許可が出たことを受け、宿舎で交際しているタレントの平愛梨(31)と30分間、“アモーレタイム”を過ごしたことを明らかにした。
長友がブルガリア戦後、恋人と至福の時間を過ごした。宿舎では愛梨をはじめ、愛梨の妹・祐奈、キューピッド役の三瓶らと面会。MF香川の1点目をアシストし「ナイスプレー!!」というアモーレの笑顔に癒やされた。
もともと、ハリルホジッチ監督は、代表では恒例となっていた自由時間の散歩を許可制にするほど規律に厳しい。宿舎からの外出も制限される中、長友は面会を申し出た。何と指揮官は許可。異例とも言える約30分間の“アモーレタイム”が実現した。長友は「試合を見て喜んでいたし、サポーターが彼女にも声援や手を振ってくれたことを感謝していた」と口元を緩めた。
一夜明け、練習の見学に訪れた約1100人の観客からは「アモーレ!!」の大合唱。「名前がアモーレになっちゃってる」と思わぬ反響に苦笑いだった。「祝福してもらってうれしいけど、サッカー選手としてピッチで結果を出したい」と、新たなモチベーションも加わった。
決勝に出場すれば、代表通算90試合目となり、三浦知良(横浜FC)を抜いて歴代単独8位となる。「僕もオッサンだけど、走ることは若い選手にも負けたくない」。29歳のサイドバックは、愛という名の活力もパワーにして走り抜く。