サッカー界もEU離脱の影響懸念
英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱支持が過半数を占めた。サッカーにも激変の波が押し寄せることは確実。特に膨大な放送権収入と分配金を軸に、世界中からスターが集まるイングランド・プレミアリーグの迫力は低下する懸念がある。
現在、英国内で制限なくプレーができるEU内選手は、EU外選手と同様に労働許可証取得が必要になるとみられる。スペインのGKデヘアやフランスのMFカンテら、欧州選手権で活躍する選手も、直近2年間の代表戦に一定数の出場を求める現行の労働許可取得基準は満たしていない。
EU内移籍の自由を認めた「ボスマン判決」は適用外となり、外国人枠の復活も可能。今後の移籍市場の動向にも変化がありそうだ。