ベール“外国人化”でレアル補強停止?
サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードがチーム再編成の必要性に迫られている。英国で国民投票によりEU(欧州連合)からの離脱が事実上決まったことによる影響で、ウェールズ代表のMFガレス・ベールが外国人扱いになるため。チーム在籍のEU圏外選手は4人に膨らみ、新選手獲得の前に人員整理が優先される可能性がある。
R・マドリードにはすでにMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)、DFダニーロ、MFカゼミーロ(以上ブラジル)という南米出身の3選手が外国人枠を埋めている。ここにクラブが契約延長を望んでいるベールが加わることで、南米の3選手のうちいずれかがはじき出されることが考えられる。
なお、25日のエル・ムンド・デポルティボ紙などスペイン複数紙によると、英国人選手の外国人扱いは早急に行われず、一定の移行期間が設けられる見通し。さらに外国人枠3はスペイン国内リーグでの規定で、欧州チャンピオンズリーグなど国際大会では外国人選手を4人抱えることに制限を設けていない。